第2貯水槽 Play
私たちは今、サンパウロ・マジョーレ教会の真下に来ています。この井戸は、閉じられることがありませんでした。それは、空気の循環のためと、教会に付属する建物は決して爆撃されないと考えられていたからでした。
第4貯水槽 Play
採石の様子を再現した場面では、古代ギリシャ人の作業方法を分かりやすく説明しています。古代ギリシャ人とローマ人の奴隷は、水に漬けた木のくさびを岩の裂け目に打ち込み、そして、水分を吸ったくさびが膨張し、岩が裂けることで石の塊を取り出していました。その後、同じく地下の奥深い場所で金槌、のみ、ておの手斧というわずか3つの道具を使い、塊を平行六面体のブロックに加工しました。大きなものは街の防壁に使われ、小さなものは家屋の建築材として使われました。
第6貯水槽 Play
ここにある植物は、ナポリ・フェデリコ2世大学の学生による植物の実験の成果です。湿度の高い環境のため、植物は水をやらなくても育っており、太陽光の代わりに低温ランプの照明を当てています。
ネロ皇帝が豪華絢爛に演出 Play
ネロはナポリでのリラ演奏のデビューをここで果たし、合わせて3回公演しました。古代ローマの歴史家スエトニウスによると、そのうちの1回の公演中に地震が起きたと書いています。また彼は地震は神が彼の演奏を称えた証だと言い張り、6千人の観客が劇場から退出することを禁じました。そのうち5千人は拍手するように雇われた「サクラ」だったそうです。