サンタ・パトリツィア教会の修道女達についてご説明します。
ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロは、保管されているサン・ジェンナーロ自身の血液が、年2回行われる聖人祭の際に、血液が溶けることで町を守っていると言われています。サンタ・パトリツィア修道女会では、聖人であるサンタ・パトリツィア自身の血液を溶かす儀式を、毎週1回行っています。
現在私たちはサン・グレゴリオ・アルメノ通りにある、同名の教会、サン・グレゴリオ・アルメノ教会内部にある回廊の下に来ています。
ご覧の通り、この最後の貯水槽は水道橋が閉鎖された時に食料室に作り変えられ、1952年までサンタ・パトリツィア修道女会の食料室として使われていました。
修道女たちは、誓約通り、この階段から地下室へ降りて、一般の人たちとの接触を避けていました。またこの場所で、「トゥフェーロ
と呼ばれるワインを熟成させていました。